Morning Kyoto ART SHOP

マツモトヨーコ Matsumoto Yoko 「JAZZ」1985


JAZZ

京都の三条通、東の端、蹴上にあった。ジャズ喫茶のマッチ
真空管の灯るアンプと、そんなに大きくないスピーカー
サンデーとマガジン
一つずつ個性ある椅子
ゼラニューム、ドラム缶、ウロコ模様の壁

夕暮れ、仕事帰りの乗客を運ぶ路面電車
ホイップ・クリームの付いたココア
シナモントーストの香りが鼻腔に蘇る
せまっくるしいのに、いい時間が流れてた

カルコ20のマッチ

マツモトヨーコ Matsumoto Yoko 84

モーニング・コール I

「家」マツモトヨーコ Matsumoto Yoko 1983

臼杵春芳 Usuki Haruyoshi 2007


山桜がぐいぐいノミで掘られ、荏胡麻の油を塗ってシンプルに仕上げられている。臼杵さんらしい作品
京都北白川のクラフトギャラリー「りほう」で

マツモトヨーコ 「イタリア式生活」Matsumoto Yoko

クリスマスの時期に飾りたくなる
ARANCIO
イタリア語でオレンジを意味する『アランチオ』。情熱のオレンジ
90年前後の作品

マツモトヨーコ Matsumoto Yoko 1990


忙しかった頃。ココに流れるじかんがうらやましかった
彼女の作品には「ゆらぎ」が感じられる

マツモトヨーコ Matsumoto Yoko 1988


当時、4人の仲間とMacDTPの会社を設立しようとしていた時期

展覧会へ行くと四つの椅子の絵が
情況にぴったりで即決

結局、投資と分配の法則が定まらす、事業プランは、お流れに

あれから20年、Macじしんのインターフェイスはそんなに進歩しなかったけど
印刷物制作、広告制作の現場環境は一変
その変革スピードは、当時の事業計画をはるかに上回っていた

あの時、踏み出さなかった一歩がどこに連れて行ってくれたか
今は、もうわからない

美崎慶一 Misaki keiichi 2006



(「Concrete 2006」展・同時代ギャラリー/京都三条)

スケッチブックを抱えて冬の動物園へ、仲間といっしょに
陽射しが暖かそうだ

絵描きのシアワセなじかん

プラスチッキーな造作物に包まれて
低い太陽が眩しい

木製テーブルがアルミに変わっても
水筒がペットボトルに変わっても
ゴミ箱が分別方式になっても
日曜日でも水曜日でも

鳩は餌を求めて歩き続ける
日向に陰に、朝も昼も夕方も

無心に
無防備
視線を下に向け、キョロキョロと

画面を横切ってゆく

田仲容子 Tanaka Yoko


彼女の作品はもう増えない。この作品は平面だけど、分厚い紙と貼り付けられた切手に
彼女が作る立体作品から醸し出される独自の世界観がこぼれてくる

マツモトヨーコ Matsumoto Yoko 2004

2004年作品。「ある晴れた日に」。2005年4月。阪急百貨店
最近、マツモトさんのドローイング作品は大人気。百貨店の展覧会ではほぼ完売状態
ていねいに制作にそそがれた、日々の時間。25年、ぶれないところが魅力

吉原英里 Yoshihara Eri 80年代


「Salon de RADIGUET」 (2/30)
1985年の作品
gallery coco企画「詩と版画」展から

吉原英里さん作品。80年代後半に購入
テクノラティプロフィール

中島勝乃利 Nakajima Katsunori 食籠&飯碗


食籠(じきろう)2007年 ギャルリプチボア
無心の量産? の領域・・・
六角形、みこみ市松、外はオリベ・グリーン

刷毛引き飯碗。迷いのない手早い仕事、ダイナミック。クロワッサンが焼き上がる様に窯から出てくるのだろうか。アツイあつい晴天続きの大阪での展覧会だった