銀水集〔6枚組〕 (額装込み)
モノプリント、シンコレ、和紙、墨、インク
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作品のみ
橋本尚恣プロフィール
橋本尚恣 (Hashimoto - Naotsugu) 青森県青森市 在住
http://www2.odn.ne.jp/aura
1957年 函館市生まれ
1981年 岩手大学 教育学部 特設美術科(版画専攻)中退
1985年 東京芸術専門学校(TSA)卒
2009年 平成20年度 岩手県美術選奨受賞
個展
1996年 「靜かな呼吸」 ギャラリイK / 東京
1997年 版画展「漂流図形」 OONUKI&ASSOCIATES / 東京
1999年 版画展「イシキノリンカク」 あるち / 青森
2006年 版画展「浮力の実」 ギャラリー青城 / 仙台
2008年 版画 & 水彩 「Pendulum - 振子往還 -」 田中屋画廊 / 弘前
ギャラリー彩園子 開廊30周年記念企画 橋本尚恣展 ギャラリー彩園子 / 盛岡
2009年 版画展「赤い垂直線を」 Gallery NOVITA / 青森
2010年 版画展「曖昧の肯定」- モノタイプ版画による - SARP / 仙台
2011年 版画展「残響の器」 Galerie TURM / 秋田
2012年 版画展「カゲヲオトス」 田中屋画廊 / 弘前
橋本尚恣展 日常 - 通過点・到達点 - 八丁土蔵ギャラリー/岩手県花巻市東和町土沢
橋本尚恣展「惑星玩具」 Gallery ぷると/岩手県花巻市東和町土沢
2016年 橋本尚恣 展 Galerija Zavicajnog Museum Knjazevac / Serbia
他 多数
グループ展 他
1998年 「北日本現代版画展」 ウラジオストク / ロシア
「北の画家たち展」 すどう美術館 / 東京
「あおもり版画大賞展」 青森市民美術展示館 / 青森
1999年 「19th MINI PRINT INTERNATIONAL OF CADAQUES」 CADAQUES / Spain
2000年 「第4回 英国国際版画展」 Bankside Gallery / ロンドン
2001年 「21th MINI PRINT INTERNATIONAL OF CADAQUES」 CADAQUES / Spain
「あおもり版画トリエンナーレ 2001」 青森市民美術展示館 / 青森
2002年 「斎藤義重と教育展」 朋優学院高等学校内 T&Sギャラリー / 東京
2003年 「思考眼 SHIKOGAN」展 国際芸術センター青森 / 青森
2004年 「あおもり版画トリエンナーレ 2004」 青森市民美術展示館 / 青森
「あかりのありか」(~ 2014) Gallery NOVITA / 青森
2005年 「こども わーくしょっぷ」 岩手県立美術館 / 盛岡
2006年 「怒濤のっ! あおもりアート商店街」 青森市駅前商店街 / 青森
2007年 「あおもり国際版画トリエンナーレ 2007」 国際芸術センター青森 / 青森
2008年 「京橋 3-3-8」 藍画廊 / 東京
2009年 「アート@つちざわ」 - 藝術商店街美降臨門前払 - 東和町土沢 / 花巻
2010年 表現される現在[ゼロイスト宣言 in 仙台] せんだいメディアテーク / 仙台
「あおもり国際版画トリエンナーレ 2010」 青森公立大学 国際芸術センター青森 / 青森
2011年 「プリン同盟10周年記念展」 岩手町立 石神の丘美術館 / 岩手町
アート@つちざわ〈土澤〉おふだプロジェクト Vol.3 (反復)
岩手県花巻市東和町土沢 商店街
2012年 New Year 2012展 アートプレイス K / さいたま
2013年 gallery wagon ~移動する屋台式ギャラリープロジェクト~
弘前 土手町 / Art NPO harappa 企画
2014年 interior 和のエッセンス展 Vol. 3 Cafe & Gallery Paper Moon / 青森市
ワークショップ お好み焼き的版画(石膏版画) 津軽森 2014 / 弘前市 桜林公園
第13回 プリン展 ギャラリー彩園子 / 盛岡
「ミチバタ版画」ワークショップ 青森市 / 「アートでオン!」事務局企画
アート@つちざわ 街かど美術館 おふだプロジェクト Vol. 4(指し示す- 街かどの記号論 -) 岩手県花巻市東和町土沢商店街 他
「北奧気圏 第10號」記念號(400部)にオリジナル・モノタイプ版画(400点)を挿入
第11回 あかりのありか「+・−」 Gallery NOVITA / 青森
2015年 グループ展 版画 10人の日本人版画家による プリスベン/アーストラリア
グループ展 版画 10人の日本人版画家による ケアンズ/オーストラリア
他 多数
モノタイプ 橋本尚恣
版画は同じ絵を複数作ることができる技法ですが、私は1枚だけを刷ってその版を終えます。使っているアルミ金属は軟らかく複数刷るのには適さないこともありますが、版と同じ形に切り出した和紙を版画インクの下に貼り込むシンコレという技法の際には、その和紙にも手描きで墨の濃淡を加えています。ますます同じものが作れなくなりました。私はそこに産まれるテクスチャーに惹かれます。形態はなるべくシンプルにしています。シンプルから表現の深さに到達したいと思っています。
記憶を刺激するような未見の形に出逢いたいという願望のなかで制作しています。
黒いインク。和紙に滲んだ墨のテクスチャー。遠退く記憶の断片をノスタルジックにすくいあげたい想い。それが誰かに届いてくれそうな予感。
我々がArtをみる行為で忘れた記憶や現実に体験していないことまでが「自分史」に組み込まれる不思議。
「絵をみている自分」を一番に感じてほしいです。