Morning Kyoto ART SHOP

プカプカ 美崎慶一作品 Misaki Keiichi Japan modern art

夏の思い出。須磨の浜辺を思いうかべてしまう。

浮き輪につかまって太陽を浴びた頃の安心
力を抜いて波にまかせて
空を見ると夏の雲が流れて

美崎慶一さんは、岡本で育って、西宮に住んでいる。記憶の中の風景と浮き輪につかまっていた頃のカンカク

じかんが交わって、プカプカ、みさきワールド
「プカプカ」(2008)acrylic on canvas
F4  34×24㎝

「イチゴショート」美崎慶一 Misaki Keiichi Modern art of Japan

その風景が絵になるか、ならないか
画家は、そんなふうに生活の一場面を見ているモノなのかも知れない

ケーキをいただく前の、ワクワクしながら緊張するシールはがし
その一瞬が23cm四方に納められている

「ケーキはわたしが」と美崎さん

美崎慶一「木のポーズ」「須磨浦公園」「通り抜け」ヨガ、犬、スズメ 

美崎慶一氏の小品。ギャラリーモーニングの展示より。

「かんがえてないけど、かんじているのだと、ほほえましいと」

風景がちょっと違ってフツウに見えるってどうゆうことだろう
それを伝える力を持つ筆先
小さなキャンバスの上を走っている

緑が映える、美崎さんの小さな作品3点

「木のポーズ」●sold

Misaki Keiichi 美崎慶一展 2009 「むくどり」 F100 ギャラリーモーニングの展示


美崎慶一作品 キャンバスに油彩、塗料

西宮の山手から人間の制作物が引き算され、むくどりが舞う

どっちを描きたいんですか

「線からです。背景が育ってきました」

完成形は一緒に浮かぶんですか

「そうでもないかもしれませんが、なんとなくは完成が浮かんでいます。間を開けたりしますから、計画的です」

F100 

「カモメ」美崎慶一作品Misaki keiichi F5 ギャラリーモーニングのお薦め 現代美術をリビング空間に

リビングルームに浜辺がやってきます



美崎慶一さんの小さな作品
左右35cm リビングルームに似合います

●売約済み


「バルコニー」美崎慶一 2009 Misaki Keiichi



画廊のホワイトキューブの中に連れ込むと、どこまでがキャンバスなのか分からなくなる

建物の白い壁に空いた、窓
頭の中で植物が色づく


バルコニーは近所の古い建物です
午前中かなー」


バルコニー
F20 

Misaki Keiichi 美崎慶一展 2009 「たこフェリー」 M80

動物や植物は崩してもだーいぶと分かるんですけど」
淡路に行くたこフェリーですね。
「人工物は崩すと分からなくなります、だから、ふつーに近い表現になります」

80号の絵
浜辺では親子が戯れ、二人が話している

廃止か存続か、現実の世界で揺れる「たこフェリー」、美崎さんの絵の中で、ホンモノのたこにもどりたがっているようだ

舞子浜、地元の人なら引き算してある橋が見えるのかも知れない

ヨコ145cm、タテ90cm


美崎慶一展 2009 「after the harvest」 F100 Misaki Keiichi

稲刈りの後にスズメがむらがっている。すずめはドローイング、線で表現されている
ケータイを見つめる女性。彼女は別のコミュニケーションの中にいる

入れ子のような、重なり合うじかんが流れて

いいお天気の一日が過ぎ去ってゆく。スズメ?

「ウチの庭にもスズメがやってきます」
「なぜか分からない、なぜでしょう」

具象的風景の中を飛ぶ「線」描き手の世界に「言葉」分け入るのは、なかなかかなわない

じぶんの目で見える世界を一つにしてみること
それが美崎さんの絵を楽しむポイント

ちょっと、右脳の力も借りつつ



F100 
リビングにお気に入りの絵画を

美崎慶一展、misakikeiichi 2009 ジョギング

フランス、ブローニュの森の大きな池。フランス人は都心からここまで車でやって来て走る。
きれいなグリーンと広がる水面。もう一つのレイヤーに走る人々。

かつて印象派の画家達はスモッグに煙るパリを離れバルビゾンの森に住んだ。しっかり酸素が必要な現代の走り手達も排気ガスの多い石畳の道から離れて走るのだ

遠景と近景
一つの時間ともうひとつのじかん

美崎慶一さんは
「日常のフツーの絵を描きたい」と言われる
「じぶんのなかではつくっていない」と
けど

重ねられたレイヤーに現れるのは美崎流のフツー
見る方はただ佇んでいるだけではなく、頭を使って追走する


そして、そのじかんに巻き込まれてしまうと
美崎さんの世界から離れられなくなる