スティルメーション作品
ジャグラーは自信満々だが、たった一つのミスが世界を消滅させるということを彼は知らない。
現実を直視するためには、頭の中を空っぽにするしか無いが、空っぽの頭は薬で埋められている。
現実が頭の回りにへばりついてくる。
それを振り払うことができず、現実を遮断しようとして目をつぶってもうまくいかない。
楽しいパーティは酔いつぶれて眠っている間に終わってしまった。
目覚めると、招いた覚えのない知らない連中が勝手にまたパーティを始めているが、ミラーボールの光が眩しくて様子がよくわからずにいた。
宇宙の回転に身を任せてみる。
けれど、いつからそこにあったのか転がる爆弾が調和を乱し、人と自然の融合を望んでいたのに、その試みを始めることさえできない。
ウルトラ・マンカインドがガラスの容器に入れられている。
激しく点滅するカラータイマーは危機的状況を警告しているが、その声は誰にも届かない。